白星で飾れなかったけど…お疲れさま>ラモス。

1998年11月14日(土)柏サッカー場 15:00 KICK OFF 天候:はれ

試合結果

試合経過
'98 J.LEAGUE 2nd STAGE〈第17節〉
 柏レイソル VS ヴェルデイ川崎
2 - 1
(前半:1-1,後半:1-0)
得点者
Reysol
Verdy

ベンチーニョ(38分)
北島(80分)

フェルナンド(25分・PK)

試合前

ここんとこ、時間的に可能な時はランドに立ち寄ってからスタジアムに赴くSHARRAですが、今日もそうやって行ったところ、常磐線が人身事故で間引き運転されてるっ!いや〜ん、余裕だと思ったのに、結局ギリギリになってしまい、ちょうど練習が終わったところ。ちなみにこの日の“プラス1”はヤスさんでした(T_T)。
最終戦だからか、ラモスのラストゲームだからか、かなりの入りです。小さいスタジアムなんでいつもそれなりに埋まっている印象でしたけど、今日はまた一段と…。メインスタンドやピッチサイドの報道陣の数もすごい。メインスタンド上部のガラス張りの中に、カズさんと着替えてきたヤスさんの姿が見えます…。
さあ、選手入場!キャプテンマークをつけたラモスを先頭に選手たちが入ってきました!

前 半

前節あんなに良い働きをしてたのにヤマタクはSUB、スタメンは土屋です。あとは前節のままのメンバー。
滑り出しはまずまず…かな。両チームとも中盤でボールを奪い合い、早めに攻撃をしかけ合ってます。そんな前半25分、ゴール前に攻め込んだ高木が倒されてPKをGET!スタンドからは「ラモスに蹴らせろ〜!」の声が多数飛んでいましたが、そこは勝負重視で、フェルナンドが落ち着いて決めて1点先制!幸先良いスタート…という思いと裏ハラに、アビスパ戦・コンサ戦の展開が頭をよぎります…いかんいかん(^ ^;)。しかし…そんなこを考えたせいか、38分にはかつてヴェルディに在籍していたベンチーニョにきれーに同点弾を決められてしまいました。ますますふくらむいやな予感…。
チャンスは作るものの、シュートがなかなか撃てない…シュートになっても枠に行かない…いつもの悪循環が垣間見られます。ただ、“ラモスのラストゲーム”だという気持ちが高いモチベーションとなって、崩れることなく集中してるのかも知れません。レイソルにミスが多いのにも助けられ、1−1のまま前半終了。

〈前半フォーメーション〉
前半

〈SUB〉

GK

小針

DF

山田

MF

山口、渡辺

FW

薮田


[交代]
[警告]32分 ラモス
[退場]

PHOTO
ハーフ
タイム

控え選手のピッチでの練習もなしい、スクリーンもないので、なんか間が持たないハーフタイム。ついつい視線がメインスタンド上に行っちゃいます(^ ^;)。しかし…ハーフタイムに入ったとたん、すごくたくさんの人が売店もしくはトイレに立ちました。終わったのかと思うくらい。ここのスタジアムは通路と通路上の席との高さがないので、人が通るとものすごく邪魔!2段目でもこんなだから1段目はお手上げだろうなぁ。後半が始まってもまだゾロゾロ歩いてる…。また、通る人も全く頓着してないのよね〜。急いで通るとかしないの。立ち止まったりも平気だもんなぁ…理解できんわ、その神経。

後 半

交代はなく、前半のままのメンバーで後半開始。後半に入って、少しレイソルが押し気味?でも、相変わらずミスが多いレイソル。それにしても今日のヴェルディも粘りはあります。このへんはここ2試合の成果を保っているのか、“ラモスのラストゲーム”という意識の現れか、闘う気持ちが途切れません。チャンスはたびたび迎えるものの、なかなか得点にすることができない…。そして残り時間もわずかになった80分、後半から出場した北嶋くんに勝ち越しのゴールを許してしまいます。
その直後からいつもの選手交代作戦が始まりました。83分にフェルナンドに代えてブービー、84分には智に代えて薮田くん、終了間際89分にはミニラに代えてヤマタクを投入、攻撃的な布陣に。何度かCK・FKのチャンスを得たものの、決め手に欠けて無得点。2分あまりのロスタイムの末、ゲームセット。ラモスのラストゲームを飾ることは出来ませんでした…。

〈後半フォーメーション〉
後半
[交代]83分 フェルナンド→渡辺
    84分 菅原→薮田
    89分 中村→山田
[警告]
[退場]

PHOTO
試合後

試合終了のホイッスルの時、ちょうどボールはラモスの足もとに。それを拾い上げて挨拶のためにセンターへ。そこへレイソルの選手たちが次々と歩み寄り、握手をしたり抱き合ったり…。ためらいがちに後ろから手を差し伸べていた北島くんや、言葉をかけてもらってからしっかり抱き合ってた南くんなんかがとっても印象的でした。ヴェルディの選手の中程にラモスが入ったところ、審判が歩み寄りなにやら口論?してるみたい…(ラストゲームのボールをGETするためのバトルだったのですね)。しばしののちに挨拶がかわされました。
レイソルの選手は一旦控室へ。ヴェルディの選手たちは、ラモスと新吉さんがフリエのフラッグを、他の選手がヴェルディのフラッグを手に、場内一周を開始。ゴール裏に来たところで、ふいにラモスの胴上げが始まりました。うれしそうな表情のラモスが1回、2回…と宙に浮かびます。なにせ、とり囲む報道陣が多くて、上がっている時しか見えないんですよ。上げている選手たちなんて、全然見えやしない!まったくムカつくっ!そして再び行進を開始。もみくちゃになったフリエのフラッグをミニラがポールから外して、もう一人の選手(誰だか忘れた^^;)と広げて持ってました。ラモスは相変わらず報道陣に囲まれたまま、スタンドに向かって手を振ったり、おじぎしたり…。ヴェルディファンもレイソルファンも、全員が立ち上がって拍手を、声援を贈ってくれていました。ベンチ前に戻って来た時に、スタッフも交えて記念撮影。その直後、レイソルのストイチコフが花束を持ってラモスのもとへ…これは感動的だったし、レイソルの気持ちに感謝!です。そして、改めてメインスタンドに向かって立ち、スパイクを脱いで、ボール・花束とともに大事そうにかかえてピッチを後にしました…。ありがとう、そしてお疲れさま>ラモスPHOTO

感 想

SHARRAリーグ戦が終了しました。結局、1stステージでのW杯中断後の不調を最後までひきずってしまったみたいです。バラバラだった気持ちの問題は、ここ数試合でかなり上向いて来たようですが、得点に結びつくまでには戻らなかったようです。若手の台頭…“台頭”とは「勢いをもってのし上がってくること」と手許の辞書に載ってました。練習を見てても、サテライトの試合や練習試合を見てても“覇気”を感じない。ケガ人が多く出た今シーズンは今までにないチャンスだったはずなのに。ま、サテライトで実績を重ねても、チャンスを与えられなかった…っていうのもありましたけどね。その優劣順位の基準は?って監督に問いたくなることもしばしば…(^ ^;)。シロウトにはわからない、深い考えがあるんだろうと見守って来ましたが、結局「???」のままで終わってしまいました。これから天皇杯に向けて仕切り直していかなければ…なのに、このゴタゴタ…。どうなってしまうのか、不安がつのるばかりです…。

MIEBOO※後日掲載

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