KAZUのトークショー

 
97年 7月13日(日)
曇り
13:00〜16:00
東京ビッグサイト


◆全体スケジュール


   13:00〜 原辰徳氏 挨拶
   13:15〜 水野氏 講演 ※京都大学アメフト監督
   14:00〜 フォーラム
           司会  野中ともよ ※最近は経済ニュースの司会をやってる人
           マスタ 原辰徳氏
           ゲスト KAZU
               水野氏(京都大学アメフト監督)
               原田史(元アトランタ五輪女子バスケ選手)
               キートン氏(スポーツジャーナリスト)
   15:35〜 会場との質疑応答
   16:00  終了

 


◆全体の印象


   ・フォーラム全体の人数が司会もいれると6人で、ちょっと多すぎ。
    なので、いろんな人(とくにKAZU)の話す時間が短すぎ。

   ・水野氏は結局のところ京大の先生で、キートン氏はジャーナリストで
    原辰徳氏と野中氏はTVのキャスターってことで、
    とにかく、この4人がしゃべりすぎ。
    もう切れ目なく、しゃべる、しゃべる…。
    お陰で、KAZUと岡田史のしゃべる時間は極端に短い。
    結局、現役選手はKAZUだけで、
    引退したばかりの岡田史と2人、選手である立場の人は
    あまり話す時間がなかった…ってことかな?

   ・KAZU以外は、アマチュアスポーツ出身者だし、
    司会役の野中さんも、ちょっとプロスポーツには疎そう。
    なので、どうしても、スポーツはスポーツでもアマチュア論に偏りぎみで
    ちょっと、話が噛み合わない感じ。
    人数もそうだけど、話の範囲(論点)も広げすぎで、
    聞いてる方も、ちょっと消化不良という印象。

 


◆KAZUの言葉


「チームワーク論」について

チームワークをとるためには、守らなくてはならないルールがある。
   そのルールの中に、髪型とかファッションとかプライベートな部分まで
   場合によってはありうるのでは…みたいな論議に対して…

    KAZU「別に、髪型とかピアスとかは関係ないと思います。
         ただ、最近、そちらの方ばかりっていう選手もいるので
         それは問題だと思います。
         ラモスも僕も、好きなようにやってきましたが
         サッカー選手として評価されているんだ、っていうことを
         常に意識しています。
         あくまで、グラウンドの上での評価ですから。」

「取り組む姿勢」について

   スポーツを極めていく姿勢や心構えについて、謙虚さが必要だ
   といった話をふられて…

    KAZU「確かに謙虚さは大事だけれど、
         それが弱気につながってはいけないと思います。(略)
         たとえば、ホームランを打った選手のインタビューで
         <あれは、まぐれでした>っていう発言を耳にしますが
         僕は、あれは嫌いなんですよね。」

「エース論」について

   エースと言われる選手の存在は大きく、チーム全体にパワーを
   与えてくれるという論議の中で、話をふられて…

    KAZU「確かに、チームが負けると、自分の責任だって
         いう気持ちが強いですね。
         負けると、<カズがシュートを決めれなかったから>とか
         <カズの調子が悪いから>と言われますし。
         でも、悪いときは、めちゃめちゃ言われますが、
         いいときには、1面で大きく扱ってくれる。
         だから、一番高い給料をもらってる、と思ってますし、
         そういったことをすべて受け止めて、
         それをさらに乗り越えていくようにしていきたいし、
         それを乗り越えたら、また自分が上へ行けると思っています。

         でも、ほんとは傷ついているんですよ…。」

「W杯出場」について

    KAZU「出なければいけない、って思っているし、
         それを信じてやっています。」

「マスコミ論」について

   W杯の話から、マスコミが最近、「このままではW杯は危ない」
   と書きまくっていますが、それについて、
   「僕は納得いかないんですよ」と語った原辰徳氏が話をふって…

    KAZU「いろいろ言われることは仕方ないと思います。
         ただ、<愛情がないな>って感じる記事は多いですね。
         厳しくてもいいんですよ。でも、サッカーに対して
         建設的な意見であってほしいですね。」

        「日本では、スポーツ新聞に代表されるように
         スポーツと芸能と文化が、みんな一緒で、
         どこを見ても、スクープみたいな感じで、 表現も、ほとんど同じ。
         本当の意味で、スポーツを取り上げてほしいと思ってはいます。」

 


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